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2021年12月30日追記:この度、12月16日にセブを直撃した台風22号の影響で、カオハガン島にも甚大な被害が出ております。
復興のためには、時間と皆様のご協力が必要です。
皆様のお力を貸してくださいませ。
よろしくお願いいたします。
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カオハガン島には、守るべき自然が残っています。
美しい珊瑚が広がる海と白い砂浜、島を包み込むような森林と芳醇な香りを放つ花々、そして自然を満喫する鳥や昆虫。
中でも私たちが最も尽力していることが珊瑚礁を守ることです。
フィリピン、インドネシア、ソロモン群島を結んだ三角形の中にある熱帯の珊瑚礁は、いちばん「生物の多様化の高い」地域だそうです。また、フィリピンは世界でも最も珊瑚の種類の多い地域で、その種類は750種以上といわれています。
私たちは、その生態系を保護するために、カオハガン島の南側の36万平米を囲って、「カオハガン島熱帯珊瑚礁保護区」を創設。2008年より、海域の観察、保護を始めました。
海域の約三分の一の浅い海は、島民たちが毎日歩き回り、魚や貝を採っていたところです。悪気はありませんが、珊瑚を壊していた海域。この保護区の開設には、漁場を失うと思った島民たちはあまり賛成ではなかったのですが、保護区をつくったことで、少しずつ珊瑚が回復し、保護区の中で育った魚たちが保護区の外にあふれ出るようになり、目に見えて漁獲が増えてきました。
現在は、珊瑚礁保護区を24時間体制で監視をし、密猟を防いでおり、定期的に珊瑚の天敵であるオニヒトデの処理に努めております。
これからもこの島の環境をより持続可能にしていくためにも、皆さまからいただきましたご支援金を活用して、村と調整しながら必要なプロジェクトを進めていきたいと考えております。皆さまのお気持ちがカオハガン島の未来に繋がります。ご賛同いただけましたら、ご協力いただけますと幸いです。
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これまでのご支援金で行ってきた内容は下記をご参照ください。
下記にはコロナ禍の特別サポートも含まれております。
▽村へのシェア
村も村長、ならびに村会議員が中心となって独自に環境を守るための活動等を行っています。彼らの活動をサポートするために、村へ毎月一定額を寄付しています。
▽珊瑚礁保護区の警備の強化
スタッフを多く配置しています。珊瑚礁保護区を囲うためのブイの設置のため、四隅に配置するドラムの設置を完了しました。
▽燃料となるガスタンクの支給 ※コロナ禍の特別サポート
村に設けた共同キッチン7か所へのガスタンク支援。ガスコンロとタンクを持っている家庭の協力を得て、近隣の住民が自由に使ってもいいという仕組みにしています。毎月1回ガスタンクの交換を支援し、どのように使うかは近隣の住民で相談しながら、助け合いながら使っていくというシステムです。
島に生えている木を切らずにすむように、このサポートを行う旨を島民に説明し、協力をお願いしました。
▽島民の医療へのサポート
公立の病院で受診した際の診察料、薬代の9割をサポートしています。
▽シュノーケリングマスクの貸し出し ※コロナ禍の特別サポート
ゲストの皆様を珊瑚礁保護区でのシュノーケリングツアーにご案内する際にお貸出ししていたマスクを、島民に貸し出しています。
マスクを借りた人は、捕ってきた魚を、魚を捕りにいけない人へシェアしてくれています。
▽主食となるマイスの支給と島内清掃 ※コロナ禍の特別サポート
食事に困っている島民のために、島内の清掃を定期的に開催しています。参加してくれた人には、ゴミと引き換えに主食となるマイスを分けています。
▽奨学金制度
カオハガンハウスの奨学生には、宿題を学校に提出、引き取りにいくための交通費、授業に必要な文房具やその他の教材なども引き続きサポートしております。
【奨学生アルシェル・グディアについて】
以前から奨学金を出していたアルシェル・グディアが医学部に入学しました。彼女は将来島民に医療を提供するという夢を持っています。カオハガンハウスでは、彼女の医学部に通うための資金のサポートを開始しました。
▽学校と生徒へのサポート ※コロナ禍の特別サポート
週一度行われる給食の材料を調達するためのガソリン代や手当をサポートしています。幼稚園、小学校1、2年生は宿題ではなく、ビデオ学習のため、パソコン、電源、場所の提供を行いました。また、カオハガンハウスの奨学生はもちろん、高校生や大学生のオンラインクラスで使えるようインターネット回線のシェアをし、管理しています。
▽雨水のシェア ※コロナ禍の特別サポート
雨が降らない期間が続き、島民が貯めていた雨水が底を尽き始めたので、宿泊施設で貯蓄していた雨水を分け合いました。雨水を大切に使用してもらうため、コンテナー1つ分(20L)につき5ペソを徴収(通常、村での雨水の相場は20Lで25ペソ)し、ポンプを動かすためのガソリン代に充てました。
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