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2021年9月5日から9月28日まで実施したカオハガンキルトを次世代へ受け継ぐための「若者応援プロジェクト」ですが、若手キルターの挑戦は、今後も続いていきます。
引き続き、キルト創作のための材料などを購入するためのご支援を受け付けております。
ご決済後に若手キルターからのサンクスメッセージの動画をお届け致します。ご支援をしていただくことで、次世代の若手キルターがキルトを創作することができます。
ご支援は一口500円から、数量を変えていただくことで、金額を増やすことが可能です。
-----若者応援プロジェクトの詳細はこちら------
◆プロジェクト名
南の島の愛の溢れるキルトを次世代に受け継ぎ、若者たちに収入の道をつくりたい
◆プロジェクト概要
1.南の島で生まれたカオハガンキルトという新しい伝統を次世代に継承したい
2.コロナ禍で収入源を失った島の若者への持続可能な収入の道をつくる
3. 島の自然を愛するキルターが描くカラフルなキルトで世界の人々のライフスタイルを楽しく彩る
◆プロジェクトを立ち上げた経緯
フィリピン、カオハガン島という小さな島で約30年前から創られているカオハガンキルト。実は、キルトのことを知らずに育ったお母さんたちが、創りあげた新しい伝統です。
カオハガン島に移り住んだ吉川(崎山)順子が、何もすることがなくて麻雀をしていたお母さんたちに、キルトというものはどんなものなのかということを伝えました。せっかく時間があるなら楽しくキルトを創って、少しでも家計の足しにできればという吉川順子の想いが広がり、少しずつキルトを創りたいと申し出るお母さんが増えてきたそうです。
お母さんたちは、基本的なキルトの作り方は習ったけれど難しかったので、独自の発想で愛する島の景色をモチーフにして、自由にハサミを動かし、糸で縫い付けていきます。それは、従来のキルトとは違い、暖かい南の小さな島で創造された新しくどこか懐かしい作品。カオハガンキルトに魅了された人々からは、「愛が溢れたキルト」と称賛されています。
この伝統を次世代に引き継ぎたい、コロナ禍で仕事に就けない若者に手仕事を、愛の溢れるカオハガンキルトで世界の人々を明るく元気づけたいとう想いからプロジェクトを始めました。
◆プロジェクト詳細
-カオハガンキルトとは?
カオハガン島は、フィリピン共和国の中央部、セブ島とボホール島の間に位置し、東京ドームひとつ分の小さな島に約700人の島民が住んでいます。
崎山克彦が1987年にカオハガン島に出逢い、退職金で島を購入。島での素朴な生活を綴った「何もなくて豊かな島」はベストセラーになりました。崎山は、「カオハガン・ハウス」という宿泊施設を始め、島民をスタッフとして雇用しました。
1996年にキルトスクールの校長を務めていた経験がある崎山の妻、吉川順子がキルト創りを島民に紹介したことで、カオハガン独特のオリジナルキルト創りが始まりました。現在では約70人の島民がカオハガンキルトを創っています。現在はフェアトレード商品としてオンラインショップでの販売を始め、島民たちにとっての大切な収入源でもあります。
カオハガンキルトの誕生秘話はこちらから
http://caohagan.com/quilt_1
-新しい伝統を次世代に受け継ぎたい
お母さんたちは、カオハガンキルトをコツコツと創作してく中で、より島の自然の美しさに気づくことができ、自然を愛するようになりました。自由な発想で、想いのまま創作し、日本や世界の人々に感動を与えました。
お母さんたちはキルトの収入を得て、子どもを学校に通わせることができ、子どもたちは島の外で仕事に就くことに憧れ始める若者たちもでてきました。学校に通いながら、お母さんのキルト創りのお手伝いをする子もいましたが、島でキルトを創るよりも外で仕事をしてみたいという子もいました。それは、若者なら誰もが夢みる都会への憧れのような気持ちでした。
そんなとき、コロナの影響を受けて、カオハガン島を封鎖せざるを得なくなりました。観光業から収入を得ていたお父さんたちは、海で魚を獲ってくることで家族を養い、お母さんたちも、時間にゆとりがある分、丁寧に、生地を買う資金が少ない分、どんな小さな端切れの生地も大切に、キルトの創作を続けていきました。お父さんたちが観光業から離れて海に戻ったのと同じように、キルトを創り始めた頃を思い出すかのようにキルトを創っていくお母さんたちの姿がそこにありました。
一方、若者たちの都会での就職はというと、観光業、飲食業を含めたサービス業なども人員削減により、以前よりも難しい状況になっています。若者たちが、家族のために貢献したい、ずっとがんばってきた両親の代わりに働きたいという気持ちがあっても、収入を得る道を見つけることができない。若者たちがそんな現実に向き合ったとき、お母さんたちが創り続けた、世界中の人から愛されたカオハガンキルトがそこにありました。若者たちはお母さんの針と糸を持って、豊かな自然のモチーフを縫いつけていきました。
キルトの創り手であるお母さんたちの高齢化が進んでおり、これまで家計を支えてきたお母さんたちに、「次はわたしたちの番だよ」とカオハガンキルトを引き継ぐときがやってきました。
カオハガンキルトが始まった頃の作品と、今のキルトとは少し違いがあります。若者たちの作品は少し雑に見える場合もあるかもしれませんが、練習を重ねるごとに、よりきちんとできるようになっていきます。初期の作品を知っている方からは「あの頃のキルトの方が良かった」「初々しいキルトがあるなら販売して欲しい」という声も聞こえてきます。若者たちが新鮮な気持ちでキルト創りに挑戦すれば、周りをハッと驚かせるような作品ができあがるかもしれません。それほど、カオハガン島という自然の中で育った人たちはピュアなアートのセンスを持っています。これからのカオハガンキルト、どんな世界観が広がるのか、とても楽しみです。
◆資金の使い道
いただいた資金をキルトの材料の購入や、カオハガン島から日本までのキルトの送料などに充てさせていただきます。
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